地震の記録

地震から4日がたった。あんなに怖い思いをしたのは初めてだった。
なんだか思い出すと怖いので、日記もスルーしようかと思ったけど、やっぱり記録しておこうと思い書く事に。

最初にグラッと来たのに気付いたのは、遅い朝ごはんでも食べようかと、トーストを焼いてバターを付けようとしていた時。
あわてて、ワンコ達に目をやるとクリスピーがおびえて走り出す。
急いで抱きかかえて、ソファーの上に乗せ上から覆いかぶさるようにした。この日は、ソラくんを預かっていたので家には3匹ワンコがいた。
パフィーとソラはソファーの下に走っていくのが目に入っていたので「パフィー!ソラ!」と呼ぶとソラはソファーに飛び乗ってきたので、ソラも腕の中に入れて揺れがおさまるまでの数十秒間。
実際の時間は数十秒となっていたけど、結構長い時間に感じた。
すごい揺れを感じながら、家の中の物が落ちて来たり倒れたりして、でも音は感じなかった。これからどうなるんだろう、って考える時間もあった。
揺れがおさまったらすぐにパフィーを探すけど、ソファーの下にはいない。あわてて呼びながら探すと、ベランダに出て網戸とクーラーの室外機の間に入り込んで震えてた。
テレビが倒れていたのをよけながら、しがみついてて動かないパフィーをやっと抱える。しばらくは、3匹を腕に抱いたまま動けなかった。

それから、室内を見渡すと机が倒れていて、電気が割れてガラスが散乱してて、食器棚が倒れたらしく割れた食器がリビングまで飛んで来ていた。
コンピューターを立ち上げていたので、モニターは床に落ちていたけど、そのまま終了させて、ラジオを見つけだして付けてみた。
すぐには、地震のニュースには行き当たらなくて何局か探して見つける。
震度を聞いて、妹に電話して、そうしたら母から電話があって…その後は何をしただろうか。
あの時は、こんなにすぐに日常に戻れるとは思えなかった。物は割れて失ったとしても、家族も友達もワンコ達も無事だった。
不安と恐怖で3匹を連れて公園まで避難した時も、犬を抱いて逃げてきている人同志、ワンコを怖かったねって撫でてあげたり、みんなからメールをもらったりしたのがほっとして嬉しかった。

まだ余震は続いていてその度にびくっとしてしまうし、マンションの壁にはひびが入ってしるし、ベランダに張り出したコンクリートは大きく亀裂が入ってる。これから修理したりとかもあるんだろうけど、もうこれで終わりになって欲しい。
余震がなくなって、被害の多かった人達も早く安心して生活が出来るようになって欲しいと心から願います。